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お家で使えるお手頃な3Dプリンタをまとめて紹介してみた

みなさん3Dプリンタというものをご存知でしょうか。
名前のとおり、3Dの物体を印刷してしまう夢のような装置
数年前から製造業のサンプルを作る過程や、医療の人工骨を作るような用途で用いられてきましたが、最近は小型化・低価格化が進み、学校の教育現場や個人の自宅でも扱えるとして、注目されています。
僕も大学の研究で3Dプリンタをよく使っています。
設計した物を帰る前にプリンタにセットしておくと、次の日の朝には完成している。
以前は、外注して一・ニ週間待たなければならなかったものが一・二日もあれば作れてしまうのです。
同じものをいくらでもボタンひとつで作れますし、設計データをちょっといじれば作り直しも気兼ねなくできます。
そんな夢のような装置を、正直自分の趣味にも使いたいなと思い購入をふまえて色々調べてみました。
Replicator 2(20万円)
https://store.makerbot.com/replicator2.html



家庭用3Dプリンタの先駆者Makerbotの製品
マテリアルはABSとPLA、積層ピッチは最小0.1mm、積層タイプの中ではかなり高い解像度です。サイトの写真をみるとかなり仕上がりが綺麗なことがわかります。3Dデータを共有するコミュニティも形成されており、現在この業界を先導しています。
Cube(15万円)
http://cubify.com/cube/index.aspx



見た目がかわいらしく、いかにも家庭用といった感じです。
マテリアルはABSとPLA、積層ピッチは最小0.2mm、こちらも動画や写真をみると仕上がりはかなり綺麗に感じます。小型なので作れるものも小さいですが、ちょっとした趣味ならそこまで大きなものは作らないでしょう。文句無しです。
Blade-1(13万円)
http://hotproceed.com/blade3Dprinter.html



国内の製品なのでサポートが安心かもしれません。
マテリアルはABSとPLA、造型範囲が少し小さめ?みためが露骨なのはコスト故でしょうか?
仕上がりはバリがありやや汚いですが解像度は高いです。バリを取るなどして手を加えれば綺麗になりそうです。
UP! mini(8万円)
http://www.pp3dp.com/index.php



クールでしっかりした感じの見た目ですが、価格は10万をきっており安いです。
マテリアルはABS、積層ピッチは最小0.25mmで造型範囲も申し分ないです。
しかし、造形物の画像や動画が少ないので、どんな仕上がりになるのかピンときません。
Printrbot PLUS(7万円)
http://printrbot.com/shop/plus/



木製でとてもかわいらしいデザインです。結構人気があって掲示板への書き込みも多く愛用者が多いようです。マテリアルはABSとPLA、積層ピッチは最小0.1mmです。動画や画像が多く公開されていて、コミュニティも形成されているので情報が多そうです。仕上がりは綺麗な印象を受けます。ちなみに、小型の下位バージョンもあり、より低価格で購入できます。
DeltaMaker(6万円?)
http://www.kickstarter.com/projects/



デルタタイプです。いままで紹介してきたものとは違ってユニークです。
ぱっとみちゃんと作れるの?と思いましたが、動画や写真をみた感じ非常に綺麗な仕上がりです。(幾何学的にこの方が優れているのかなぁ・・・?)
まだ、販売されておらず価格は不明ですが、だいたい6万円くらいと予想。
スペースをとらないし、なんかカッコいいので興味をそそられます。
Portabee 3D Printer Kit(5万円)
http://romscraj.com/carttoo/index.php



マテリアルはABSとPLA、積層ピッチは最小0.2mmです。
構造が簡素故、しっかり調整をしないと綺麗に造型できないそうです。
要調整なのは価格相応かもしれません。
MakiBox(2万円)
http://makibox.com/details/product/A6-LT



ここまでくると破格です。作者はいったいどこで利益をだしているのかww
こちらも要調整、開発者と使用者一丸で開発しているような感じです。
チャレンジャー向けでしょうか。
以上紹介したのが、ノズル積層タイプと僕が呼んでいるもので(勝手に命名w)
溶かした樹脂(ABSやPLA)をノズルからちゅーっとだして積層して固めるタイプのもので、現在最もポピュラーで低価格です。
しかし、事務用の最先端ものでも積層ピッチ(一層の厚さ)0.1mm程度が限界だったりします。

じゃあ、もっと高い解像度のものは作れないのか?
あるんです。光硬化タイプ(また勝手に命名)というもので、光硬化樹脂を一層一層光で硬めて造型するタイプのもので、その解像度は光の解像度に依存するので非常に高い解像度を持っています。積層ピッチはノズル積層タイプの10倍から100倍にもなり、バリもなく仕上がりも綺麗です。
こちらのタイプは非常に高価ですが、最近やっと低価格なデスクトップタイプが現れ始めました。
2つとも解像度に関しては大差はないです。
THE FORM 1はプロジェクターを使ってるあたり斬新ですね。
B9Creatorは小型で使いやすそうです。これがあったらいつも手元に置いておきたいです。

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全体をみた感じ、5万円以下だと使うには要調整、チャレンジャー製品だと感じました。
安いところを狙うとしても、6~10万円くらいが良さそうです。
確実なところを狙うなら10万円以上のものでしょう。
どの製品も最近でたものばかりなので1年もすればだいぶ安くなっていると思います。
来年は光学式が10万円を切るかも?
あと、日本にもちゃんとした家庭用3Dプリンタを販売する会社がでてくるといいですね。
メンテナンスとかでパーツを取り寄せるにしても送料がばかにならないんですよね(´・ω・`)
僕がもっと動けたら、国内最初の(ちゃんとした)3Dプリンタ関係のパーツ販売するサイトとか立ち上げてもいいくらいです(`・ω・´)




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